岩清水 竜神の御霊が宿る聖なる湧水地
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岩清水は脇本地区(寒風山の東麓)からの登り口近くにある十字路から、林の中を麓へ10分ほど歩いて下った先にある湧水地です。 崖下から静かに湧き出す水が岩盤の上を低いせせらぎの音を立てながら流れていきます。滝の頭と比べると遥かに湧水量は少ないのですが、浅い水底に苔むした岩盤を美しく透かし、人里離れた厳粛な雰囲気を漂わせています。 |
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岩清水の湧水の様子。 画像左上の小さな岩穴から湧き出しています。 |
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そのほとりには一軒のお堂と、「封蛇石」(ふうじゃいし)と呼ばれている大岩を背にした小さな石の祠が設けられ、ともに古くから竜神様を祀っています。 江戸時代、脇本地区に今もある宗泉寺(そうせんじ)というお寺の和尚さんが、岩清水のほとりに一匹の大蛇が棲んでいると聞き、会いに行ったそうです。 |
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石の祠の後ろにあるのが封蛇石。 画像右下が上の画像でご紹介した湧水口です。 |
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「これはただの蛇ではない。やがては竜に化身するだけの魔力を得るだろう。そうなれば、暴風雨を起こしてこのあたりを水没させ、その主になろうとするに違いない。そうなっては地元の人たちが危ない・・。」 そう考えた和尚さんは祈祷の力でそばの大岩に割れ目を入れ、その中に大蛇を封じ込めてしまいました。その岩が封蛇石だと言い伝えられています。 その後、大蛇は和尚さんから手厚く供養され、恩返しに竜神となって今日までこの土地の守り神となっているそうです。 |
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宗泉寺さんが竜神様をお祀りしているお堂。 その前を岩清水が右から左へ流れています。 |
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